2023/01/27

勉強の合間に、河合隼雄「こころの処方箋」を読んでいる。

今、十三章まで来たんだけど、既にめちゃめちゃ刺さっている……。。。

「100点以外はダメなときがある」という章が浪人生マインドにザクッと刺さった。

人生にも、ここぞというときがある。それはそれほど回数の多いものではない。とすると、そのときに準備も十分にせず、覚悟もきめずに臨むのは、まったく馬鹿げている。ところが、あんがい、そのようなときでも90点を取ればよかろう、という態度で臨む人が多いように思われる。このような人が、自分はいつも努力しているのに、運が悪いと嘆くのは、ことの道理がわかっていないと言うべきであろう。

河合隼雄「こころの処方箋」57頁より)

ウグ……。

何回も読み返したいと思った。

ただ所々伝統的な家族観にのっとってるな~……と思うところは残念ではある。この本の本質ではないかもしれないけど、そういう家族観の土台の上に醸成された議論という点は避けられないのかもしれない。

 

最近、勉強でポモドーロを実践している。

25分集中して5分休憩を何セットも繰り返す方式だ。

(この5分休憩に「こころの処方箋」がピッタリ。一章が3分くらいで読めて最高。)

休憩を細かく挟むのは自分に合っている気がしている。

25分の密度を高めることが目標だ。ちょっと漫然としている気がする……。

疲れてきたらAK69の「Start It Again」を流してバフをかけている。

AK69、何年も前のフェスで初めて見たけど出会えてよかった。

 

「こころの処方箋」もそうだけど、指針になる本をずっと探している。

手のひらに収まるサイズの方位磁針のような、ゆらゆらするけどはっきり方向を示してくれる確かなモノをずっと探している。

最近、自分の意見を言うのが怖くなっている。

一つの立場に依拠した言葉が他の人を傷つけそうで怖い。

ただひとつの定まった正しさなんてないと思う。この考えに従えば誰も傷つけないし、間違わないですよ、なんて思想は存在しないだろう。

それでも毎日反省を繰り返して少しでもマシな人間でいたい……。

 

これまで出会った本でそういう本だなって思える本をここに書いておこう。

渡辺和子「置かれた場所で咲きなさい」

諸隈元「人生ミスっても自殺しないで、旅」

サン=テグジュペリ・作、内藤濯・訳「星の王子さま

J.D.サリンジャー・作、野崎孝・訳「ライ麦畑でつかまえて

松浦理英子「ヒカリ文集」

……シンプルに座右に置いている本の紹介でした。

「こころの処方箋」もここに並ぶかもしれない……。

 

100点以外はダメなときがある!!!!

ぐはっ……。

 

おやすみなさい。